日本酒ビギナーガイド

日本酒をもっと知りましょう

日本酒は英語で「Sake」または「Rice Wine」と言われています。ワインと同じ独特の風味と深みがあり、近年、アジアだけではなくアメリカやヨーロッパで人気が高まっています。
ワイン愛好家にとっても、日本酒は魅力的なアルコール飲料であり、満足できる体験ができることを約束します。

日本酒についてよくわからない場合は、このページを読んで、「Sake Master」への第一歩を踏み出してください。

 

日本酒(Sake)とは?

日本酒(Sake)は、米を原料にしたアルコール飲料です。独特の風味と香りのある酒で、ビールやワインなどと同じ醸造酒です。

日本酒は主に米で作られているため、その新鮮な味と甘い香りが最大の特徴です。
日本酒は一部では食卓に並べられる食用米を使用して製造されているものもありますが、基本的には、酒造りに特化した米(酒造好適米)を用いて製造されます。

高品質の日本酒を完成させるために、酒蔵は毎日の醸造プロセスに情熱を注いでいます。
日本酒は、米に麹を加える「糖化」と酵母を同時に加える「発酵」という「並行複発酵」という醸造法で作られています。この醸造プロセスは、低い温度かつゆっくりと行われ、多くの栄養素が保持された状態で、優れた風味と香りを生み出すことができます。

 

日本酒(Sake)の酒類

日本酒には多くの種類がありますが、主に純米系と本醸造系の2つのカテゴリーに分けられます。

 

純米系(添加物が付加されていないもの)

米、水、麹菌、酵母のみで作られた日本酒。

本醸造系

味や香りを引き立たせるために、清酒に醸造アルコールを加えて作った日本酒。

 

日本酒とワインとの違い

日本酒は「Rice Wine」と呼ばれていますが、発酵工程はワインとは異なりますが、初めて日本酒を味わうワイン愛好家の方は、日本酒がワインに似た特徴を持っていることに驚くかもしれません。さまざまな種類の日本酒をお気に入りの白ワインや赤ワインと比較すれば、理解が早まるかもしれません。

日本酒とワインの主な違いは、ほとんどのワインは味わいや香りが強いのに対し、日本酒は細く滑らかなものも存在しています。もちろん、濃厚な味わいを好むワイン愛好家に適したまろやかな日本酒もあります。

薰酒

さわやかな味わいで、甘いフルーティーな香りを持つ日本酒。
白ワインや淡い赤ワインを好む友人を満足させることができます。

熟酒

熟成した日本酒は、独特の香りと濃厚でクリームのような味わいが特徴です。
ミディアムボディの赤ワインが好きな方を満足させることができます。

爽酒

特徴は穏やかな香りかつ爽やかな味わいです。
ライトボディが好きな方に人気があります。

醇酒

濃厚でまろやかな酒で、コクのある赤ワインのようにコクと味わいがあります。

 

日本酒を飲む最良の方法とは?

日本酒の味わいには様々な種類があり、温度によっても味や香りが大きく変わります。
温度のみが日本酒の風味に影響を与えるだけでなく、飲用の器でも日本酒の味と香りを変化させます。

酒器の形状と素材は、飲む人に異なる感覚を与えるため、さまざまな酒器を使用して、強い味わいをストレートに感じたり、独特の香りをより楽しんだりすることができます。

 

酒器の素材による影響

 

酒器の形状による影響

ワインのように、日本酒は料理を補完することができます。日本酒と食べ物を組み合わせるには、一般的に4つの方法があります。

 

Harmonious Pairing

似たような特徴の食材と日本酒を組み合わせる、最もオーソドックスな方法です。

Contrast Pairing

味や香りの異なる料理と日本酒を合わせるのは冒険的なペアリング方法です。まったく新しい体験がそこにはあります。

Flavor Enhancement Pairing

このペアリング方法は、主に料理の味を引き立たせて強調するために使用されます。
さまざまな食材が登場するシーンで、食事の味わいをサポートする役割を果たします。

Centerpiece Pairing

濃厚な食材と濃厚な日本酒の組み合わせで、日本酒の味を最大限に引き出します。これは、日本酒を主役にするペアリング方法です

 

 

薰酒

食前酒として、またシーフードや野菜と組み合わせることができます。

熟酒

チーズなどの発酵食品だけでなく、チョコレートや焼き肉などの風味の強い食品や料理にも合います。

爽酒

刺身、甲殻類、サラダなどのさわやかな料理にぴったりです。

醇酒

フランス料理、中華料理、イタリア料理など、風味の強いエキゾチックな料理にぴったりです。

 

日本酒の保存方法について

日本酒には熟成酒もありますが、熟成させるためにただ長期間放置させることはおすすめしません。また、蛍光灯や太陽光は日本酒の品質に影響を与えますので、涼しく暗い場所に保管してください。

開封後は冷蔵し、お早めにお飲みください。未開封の場合でも、なるべく冷蔵して保存することをお勧めします。